カタリナ・シャゼツカ

創作提案

事前にヨーロッパで音源や材料を用意。
滞在中は、さまざまな材料を集め、持っていったものと合わせて、site-specific audio installationを製作する。これらのものを用いて、帰ってからも絵やsite-specificの試みに挑戦する。


帰国後計画

複数のギャラリーでの展示
アカデミーでのプレゼン実施。
ソーシャルメディアやウエブサイトで発信。

Artist in ASO 2014 での活動紹介

 カタリーナ本人のプロフィールを見ると、達者な絵描きの印象が強いですが、実際は現代のテクノロジーを縦横無尽に使いこなしたメディアアートに長けていました。事実、彼女は入国の際に9つのマイクロフォンを持参したと言っていましたが、彼女を通して表れてきた作品群は、一つのカテゴリーに収まることのない領域横断型の表象でした。映像的でありながら音響的であり、場所の固有性を素材に、キリスト教的神話性を語り、隠喩的なオブジェを使いながら、即物的装置を設置する。一筋縄でいかない表現活動は、彼女がインスピレーションを大切にし、常に「いま・ここ」に生きるといった姿勢を堅持し続けたからでしょう。映像や写真に現れる、野原(ポーランド)から湧いたような色調や構図は高い技術力に裏打ちされて、人間と自然を結ぶ見えない理(ことわり)を暗示させます。ポーランドでの活動の中には、他にパフォーマンスやパブリックアートなどがあり自らを表現メディアにしたものもあります。多彩な活動を支えたのは、彼女のアイテムでもあった紙巻タバコ?あの煙に秘密があったのかも知れません。

追加情報

  • NAME: Katarzyna Szeszycka
  • Place to stay: 阿蘇市
  • Nationality: ポーランド

画像ギャラリー

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